2019-04-21 ポエムではない 春の真ん中をほんのちょっと過ぎたあたりでしょうか 18じでもまだじゅうぶんあかるくて そよ風がなぜるこの場所でずっと止まっていたいような ああでもはやく家に帰ってテレビでもみたいような 眠たくて とほうもなく とほうもないのに 高校生に戻って あの長い長いさかみちや 狭間駅までの階段を 下りたくなったりして もどることのないすべてのものに想いを馳せながら ただ とほうもないなあ と思っている いつだって 涼しげな夕方はとほうもない いつかは今が とほうもないものになるのね 23歳